『市棚(いちたな)』~駅巡り①

北川散策⑦
市棚(いちたな)駅=北川町川内名字刈鉢=は、大正12年(1923)7月1日に鉄道省(当時)が開設しました。JR九州の起点・小倉駅から238・5キロの地点に位置し、大分県南端の宗太郎駅と県境を接する県内最初の駅です。かつては475系や717系、キハ220形を使用した延岡方面からの折り返し列車や延岡-佐伯間の列車が運行していましたが、昭和47年(1972)に貨物取扱が廃止され、同年3月30日には荷物扱いが廃止。これにより、無人駅になり、昭和62年(1987)4月1日の国鉄分割民営化で、JR九州に移管されました。駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線で、互いのホームは跨線橋で連絡しています。無人駅なので駅舎はなく、平成15年(2003)に、かつて駅舎のあった場所に木造のトイレが建てられ、その壁面には鏡山を飛び立つハングライダーを描いたタイル画が飾られています。平成30年(2018)3月17日のダイヤ改正以降は、『787系特急電車4両編成(先頭1両のみ乗車可)』を使用した普通列車が上り2本(6時31分、20時27分発)、下り1本(7時3分発)のみ発着しています。
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