ホタルの館 施設概要紹介

ホタルの里休暇村 ホタルの館は1993年に完成しました。北川町史によると、美しい自然環境の象徴であるホタルを町おこしのシンボルに据え、90年度から取り組んだ「ホタルルネサンス整備事業」として、運動公園や体育館、川舟の館などとともに建設しました。98年には全国川サミットを記念し、ホタルの宿も整備しました。
しかしながら、施設の老朽化に伴い、近年は会議や団体客の宿泊以外にはほぼ閉館状態だったことから、令和に年度から祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの拠点施設として再生するため、拠点施設整備基本構想策定委員会を立ち上げ、基本構想の策定、基本設計、実施設計を実施するなどして、リニューアルに向けた準備を進めてきました。
令和6年度から施設・設備の改修工事、大型複合遊具の設置工事、外構改修工事を実施するとともに、新たな指定管理者を指定し、令和7年4月1日より、「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク拠点施設」及び「延岡市のアウトドア観光の拠点施設」としてリニューアルオープンしました。今後は、市内外を問わず、子どもから大人まですべての世代が楽しめる拠点施設として、新たなにぎわいの創出を図ります。
(1)これまでの経緯
令和2〜3年度 拠点施設整備基本構想策定委員会の開催、基本構想の策定
令和4年度 基本設計、イメージ図の作成、パブリックコメント実施
令和5年度 実施設計
令和6年度 施設・設備改修工事、大型複合遊具設置工事、外構改修工事、指定管理者選定
(2)改修等の事業費
154,597千円(実施設計、施設・設備改修、遊具整備、外構改修、樹木伐採、備品購入等)
(3)新たな指定管理者
特定非営利活動法人ひむか感動体験ワールド(ノベ☆スタ)
(4)施設の概要
・構 造 鉄骨造平屋 567.15㎡
・施設内容 研修室、展示室、ホタル飼育室、事務室
シャワー室(男女)、授乳室、湯沸室、トイレ(男女、身障者用)
・休 館 日 12月31日及び1月1日
・開館時間 午前8時から午後5時まで

(5)施設機能について
①ユネスコエコパークへの理解を深める機能
・ユネスコエコパーク情報の展示、学習コーナー
・アウトドア活動(カヌー、大崩山、北川湿原など)の情報発信
・館内でのアウトドア疑似体験
②観光ワンストップサービス及び観光情報等の提供
・アウトドア体験の案内、スポットの紹介(年末年始を除き常時利用可)
・市内観光情報の提供
・地元品、土産物、飲料等の販売、休憩場所の提供
③レンタサイクル基地としての機能充実
・サイクリングコースの設定
・レンタサイクルの配置
④学習、会議、リモートワーク及びスポーツ合宿等の受け入れ
・環境学習会や各種会議での活用
・スポーツ合宿等の受け入れ
⑤イベント開催
・北川湿原の整備、大崩山記念登山等のイベント開催、支援
⑥ホタル飼育環境の整備
・北川やっちみろ会と連携した飼育室の環境整備
・観察会等のイベント開催
・ホタル名勝地の情報発信
⑦地域団体との連携
・家田の自然を守る会、川坂川を守る会等の団体と連携した観察会、勉強会の開催
・ユネスコエコパークに関する北川地域での協議会設置
⑧インストラクター等の人材育成
・アウトドア体験、環境保全の知識に精通するインストラクター等の人材育成
⑨その他(大型複合遊具の整備)
・ホタルの館敷地内に大型複合遊具を整備
