鳶尾(とびお)神社~惟治の霊を祭る
北川散策㉝~神社巡り・その23
鳶尾(とびお)神社=北川町大字長井本村=御祭神は、佐伯惟治(さえきこれはる)の霊。北川町史に「異色の祭神は、佐伯惟治の霊である。佐伯(大神)惟治は、大友宗麟の父である義鑑(よしあき)の武将であり、豊後国海部郡栂牟礼(とがむれ)城主であったが、大永7年(1527)肥後の菊池氏と内通したとの讒言(ざんげん)により、主家より滅ぼされている。その非業の最後を遂げる前、本町可愛岳に身を潜めていたとか、土持家の家臣新名党により打ち落された首級が瀬口の中村に埋葬されているなどの伝承がある。大分県の南部に点々と惟治の霊を祭った鳶尾神社や冨尾神社が所在しているが、本町にも大字長井本村に鳶尾神社(明治4年11月、長井神社に合祀)や、かつて鳶尾権現と言われた旧村社瀬口神社などがあり、合わせて四社の祭神となっており、伝承と共に豊後との関係の深さを物語っている」と記されています。






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