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松瀬(まつぜ)天満宮~赤痢まん延、平和への神だのみ

北川散策㉚~神社巡り・その21

天満神社・松瀬=大字川内名字松瀬荒平山1850-乙-2=創建や由緒は不明。棟札によると、文久2年(1862)11月に拝殿が再建されており、延岡城主・内藤右近監政義、神主・甲斐出羽正の名があります。明治4年(1871)11月に下塚神社に合祀されましたが、同15年1月9日に再興の出願が出され、2月23日に復社遷宮が行われています。御祭神は菅原道真公、例祭日は12月9日。鳥居建立→享保五年十一月▽石灯→文久二年正月▽石段→37段

北川町が昭和58年3月に発行した、高齢者生活誌「谺」(こだま)より↓↓

『大正3年の夏であった。ふと、一人の下痢症患者が出た。と、次々と同症が広がった。悪性の法定伝染病の赤痢病であった。ただちに三川内川向かいにサケル(避病舎)が建てられた。一番ひどい時には、松瀬の全戸の家族から何人かは入舎したほどであった。死亡者二十人。この小さな山峡の里からひと夏に20もの生々しい柩を出さなければならなかったのだろうか。「苦しい時の 神だのみ」ではなく、苦しさを乗り越えた後の、これからの平和への祈りをこめた切実な神願が、氏神の天満宮に掛けられた次第である。祭日は陰暦の四月九日と十二月九日。この日は、他の地区から神楽舞いの太夫達を雇い入れ、盛大な天神祭が行われていた。ああした惨劇の後とは想像もつかぬ、平和な里の風景が続いた・・・』=当時の松瀬老人会からの聴き取り=

天満宮は、平安時代の学者・政治家だった「菅原道真公」(すがわらみちざねこう・天神様)を主祭神とする神社で、学業成就や試験合格にご利益があるとされています。神社は、日本の神様を祀る場所全般を指す言葉で、大きな分類の中に天満宮が含まれており、北野天満宮(京都)や太宰府天満宮(福岡)が有名です。八幡宮(はちまんぐう)は、第15代天皇・応神天皇を神様として祀り、総本社は宇佐神宮(大分)で、武運長久や勝利祈願にご利益があるとされています。稲荷(いなり)神社は、商売繁盛や五穀豊穣にご利益があり、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を祀ります。伏見稲荷大社(京都)が総本社です。

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