川坂地区では「亥の子相撲」～秋季運動会で

川坂地区の秋季大運動会が11月2日、川坂母子健康センター広場で開かれました。地域住民や町外に住む子供、孫など約１００人が参加し、赤と白の２団に分かれ、徒走やパン食い競争、玉転がし、綱引きなどに熱戦を繰り広げました。運動会後、広場に特設した土俵で「亥（い）の子相撲」大会が開かれ、小学生以下の子どもたちが元気いっぱいに土俵を駆け回りました。亥の子は、旧暦の10月（亥の月）で最も早く訪れる亥の日のこと。地元の人の話では、同地区には昔、池があり、水難事故で子どもが犠牲になることがありました。亥の子の日に相撲を奉納することで、子どもの安全を祈るようになったと伝えられており、７０年以上は続く伝統行事だそうです。かつては男の子しか土俵入りは許されませんでしたが、女の子も参加し歓声が上がりました。小さな子どもが、行司に抱かれて土俵を１周したり、小学校の高学年が気迫のこもった取り組みを披露するなど、終日歓声に包まれました。

写真は、川坂地区の安藤俊則区長から提供していただきました。