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湿原に空き告げるタデ科の花々~

秋の気配が漂い始めた北川湿原でタデ科の希少植物が咲き始めました。家田、川坂両湿原では、絶滅危惧種に指定されている希少種を含め、花の色や葉の形が違う10種類以上が確認されています。

家田湿原が県内で唯一の自生地とされるナガバノウナギツカミ(長葉の鰻掴み)。タデ科イヌタデ属の一年草で、宮崎県絶滅危惧種ⅠA類、環境省絶滅危惧。茎に下向きに生えた棘があり、この茎でウナギを掴んだのが命名の由来でしょうか。サデグサ(叉手草、摩草)は、家田、川坂両湿原に生育するタデ科の植物で葉柄に鋭い棘があるのが特徴。宮崎県絶滅危惧ⅠAピン類で、秋になるとピンクや赤に色付き、湿地を鮮やかに彩ります。

北川湿原は、家田地区(18ヘクタール)と川坂地区(2ヘクタール)に広がる約20ヘクタールの湿地で、両湿原を総称して家田湿原と呼んでいます。日本最大級のコウホネの群生地として知られ、川沿い約3キロに渡って約1000株が群生、「日本の重要な湿地500」に選ばれているほか、ラムサール条約湿地潜在候補地(H22環境省)、宮崎県の重要生息地(H20)、日本の重要湿地500(H13環境省)に指定され、絶滅危惧種の動植物が50種以上生息する学術的にも極めて価値の高い湿地です。

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